工程3:補彩・充填 絵の具をのせる

充填および整形〜補彩
欠損部の充填および整形
絵の具が取れた箇所は、その分他の箇所と比べて凹んでいます。
専用の素材(充填剤)をもちいて、その箇所が他と同じ高さに
なるよう、絵の具の欠損部等の凹んだ部分にパテを埋め、
周囲の筆の跡や絵の具の塗りによる凹凸に合わせて整形していきます。

保護ワニス(1回目)
補彩が除去しやすいよう、一度全体に膜を作るためにワニス
を塗布します。
劣化した絵は絵具本来の色合いが失われてい る場合が多くあり、ワニスを塗布することで色が飽和し、本来 の鮮やかな色合いが蘇るという効果があります。 塗布したワニスが後世の修復の際に除去しやすいよう、材質 を変えた2種類のワニスを塗布し、2層の膜を作ります。
劣化した絵は絵具本来の色合いが失われてい る場合が多くあり、ワニスを塗布することで色が飽和し、本来 の鮮やかな色合いが蘇るという効果があります。 塗布したワニスが後世の修復の際に除去しやすいよう、材質 を変えた2種類のワニスを塗布し、2層の膜を作ります。
充填した箇所がオリジナルの箇所に馴染んで目立たないようにするため、専用の絵具を用いて補彩します。





保護ワニス(2回目)
補彩を保護するため、最後に再びワニスを塗布します。
保存処置
修復された作品がその後おかれる環境に応じて、フレームへの処理やマット加工、保存箱を作成します。

以上が弊社で採用している一般的な修復工程です
各作品の症状や傷み具合によって、修復の作業内容は若干異なります。たとえば絵の劣化がそれほど進行していない場合は、木枠から外す前に洗浄を行ったりするなど、実際の絵の症状に応じて工程の順序を入れ替えたり、省略したりします。

上記の作業により修復された作品








