修復プラン例 症状別修復プラン

当然のことながら、それぞれの作品によって、症状はさまざまに異なります
ここでは、その症状別に応じて行われる修復工程の例を一部ご紹介致します。
絵の具の劣化が見られずキャンバスに張り器用の余白があり、汚れのみがある場合
まず、作品の画面をていねいに洗浄し、新たに上から保護用ワニスを塗布していきます。
そうすることによって、作品画面に本来の明るさと色合いが蘇ります。
そうすることによって、作品画面に本来の明るさと色合いが蘇ります。

絵の画面全体に渡ってひび、剥離がみられる場合
画面全体を特殊な接着剤によって固着した後に、修復作業を行います。ひびや剥離の箇所の割合によっては、作業時間(とそれに伴って費用)が前後する場合があります。

絵具の劣化も画面の汚れも特に目立たないが、キャンバスの凹凸が見られる場合

キャンバスを木枠から一旦外し、フラットニング(平滑)処理を行った後で、キャンバスの張り直しをします。もしも張り器用の余白が無ければ追加します。すると、画面がピンと張られ、絵がすっきりとした印象になります。または、木枠から取り外す必要もなく、木枠裏のクサビの調整やテンサーボルトの取り付けで済む場合もあります。

劣化が酷く、動かしただけで絵具が取れそうな状態の場合
それ以上の劣化を進行させないために、まず水溶性の接着剤と不織布を用いて、いったん画面全体を養生
(表からのり付け)処置をした後、運搬・修復作業を行います。
養生した表面は、表面の処置を行うまで取り付けたままにしておきます。








